新NISAも始まったし,こういうこともやっていったほうがいいかもね.
参考文献
単一のデータのモデリング
実例が何かほしいので,みんな大好きS&P500を例にしよう.基準価額を とする.
eMAXIS Slim 米国株式(S&P500) | eMAXIS(イーマクシス)
グラフの概形が指数関数っぽいことも考慮しつつ,前日からの変化率
そして時系列グラフとヒストグラムを書いてみる.
ヒストグラムが正規分布っぽくなったのでこれはガウス過程であると近似. は次の平均と分散を持つ正規分布に従うとモデル化する:
の入り方が唐突かつ不可解だが,これを幾何ブラウン過程という,らしい.
エクセルで実際に計算すると(ただし時間 は年を単位とする),
2つのデータの相関
もうひとつ,先進国債権の基準価額も引っ張ってきた.
eMAXIS Slim 先進国債券インデックス | eMAXIS(イーマクシス)
こちらも同様にモデル化してパラメータを計算すると,
複数の確率変数がある場合に忘れちゃいけないのはその相関,または共分散だ.S&P500と先進国債権の2つのデータから共分散を計算する.