減衰振動で遊ぶ.遊ぶだけなので新しい知見など期待しないこと.
参考文献
- 減衰振動 - Wikipedia
- 山本義隆,中村孔一,解析力学1 (朝倉物理学大系),p.292.
普通の配位空間
正準変換
拡大配位空間
ラグランジュ形式
をと同じく単なる運動の自由度であると見做し,新しい時間座標を使う*2*3.新しいラグランジアン は作用積分が変わらない: が成り立つように,
と定義する.ここで
運動量はの2成分になって
運動方程式の成分は
上式にはを使った.これは運動方程式(1.3)に対応する.
成分は
この式は と置くと
とエネルギー収支式(1.4)と同じになる.
拡大配位空間を正準変換
ラグランジュ形式
母関数
を用いてを
と正準変換すると*4
∵
式(4.6)のに対してと変数変換すると式(3.1)と同じになること,および式(3.2)の運動量の変換が
であること,これらを成立させる正準変換を試行錯誤で探すと式(4.1)のように母関数が見つかる.■
検算として,一般の正準変換で成り立つ
がここでも成り立つことが確認できる.*5
∵
式(4.2)-(4.5)を代入してばらせばこの2式を足せばいい.■
運動量をの微分でも求めておく.
このを使うと運動方程式の成分は
で微分を微分に直せばこれは単振動の運動方程式(2.4), (2.7)である.
成分はより
という単振動のエネルギー保存則になる.
追記
山本,中村,解析力学2 (朝倉物理学大系),p.531に拡大空間でのラグランジアンについての答えが書いてあって.
というのはという拘束のある系を表すということだが...
しかし拘束系の扱いが難しすぎんか?