wetchのブログ

他人に見られることを想定していない書き散らかし独習ノート.物理学とかVBAとか.

熱力学第1法則の拡張

今回の参考文献は以下.

熱力学第1法則:
  dU=TdS-pdV
に電磁場のエネルギを加えると
  dU=TdS-pdV+\boldsymbol{E}\cdot d\boldsymbol{D}-\boldsymbol{H}\cdot d\boldsymbol{B}
となるらしい.
そういえば電磁気学のほうでも,エネルギ密度が
  w = \frac{1}{2}\boldsymbol{E}\cdot\boldsymbol{D} + \frac{1}{2}\boldsymbol{H}\cdot\boldsymbol{B}
と表されていたから,何とか書き変えれば整合するのかな?
これによればE,Dは示強性量,B,Dは示量性量だということになる.電束密度,磁束密度は電荷の量に比例するようなものだから一応理解できる.

いやでも,微分形式で表そうとしたらどうなる?
E,Hは1形式でB,Dは2形式.一方dUは1形式なんだがどうやって整合させるんだ?
それにdBってなんなんだろう.マクスウェル方程式にはdB=0ってあるけど,これは\operatorname{rot}\boldsymbol{B}=\boldsymbol{0}のことだから空間微分.一方熱力学第1法則のほうはどっちかと言うと時間微分\frac{dB}{dt}から来ているみたいなのでよく分からない.