マクスウェル方程式の勉強の続きをしてるのだけど,その障壁として外微分とかホッジ作用素とかが立ちはだかってる.
あまり一般的な話をされてもまだついていけないし,あくまで目的はマクスウェル方程式なので,結果だけを公式としてメモっておこう.
以下,基底の表記はなどを混在させて書く.は座標による偏微分を表す.また,添え字が上下にペアで出てきてたら和を取る.
参考文献
3次元ユークリッド空間
4次元ミンコフスキー空間
空間の向きはの順で考える.計量は文献の好みによってだったりだったりするので,ここでは敢えてと書いてみてどこに影響してるのか見てみる.
外微分
ホッジ作用素
これがややこしい.物理のかぎしっぽによれば形式のホッジは
ただしは右辺のの中にある計量を負とする基底の数とのこと.順列はを基準に考える.また基底の数は計量をとしてたことから注意深く勘定する.すると基底の変換は
- 0形式に対して
(∵置換はsgn=+1,計量の数はs=1または3個より(-1)^s=-1だからマイナスが付く) - 1形式に対して
(∵最初の式はsgn=+1,(-1)^s=±1,後半3式はsgn=-1,(-1)^s=∓1) - 2形式に対して
(∵前半3式はsgn=+1,(-1)^s=+1,後半3式はsgn=+1,(-1)^s=-1) - 3形式に対して
(∵最初の式はsgn=-1,(-1)^s=∓1,後半3式はsgn=+1,(-1)^s=±1) - 4形式に対して
(∵sgn=+1,(-1)^s=+1)
検算として,物理のかぎしっぽにある
これを一般の微分形式に適用すると,
- 0形式に対して4形式
- 1形式に対して3形式
- 2形式に対して2形式
- 3形式に対して1形式
- 4形式に対して0形式