あれからゴチャゴチャいじっている内に比較的すっきりしたのができたので書き残しておこうと思う.
5元系
表記は前回同様 電磁気量の単位系 - Wikipedia に倣う.最初にまとめて書いとこう.
- 構成方程式
- ポテンシャル
Wikipediaとはここだけ違ってて,という係数が入ってるのに注意.
次元として電荷(または電束),磁荷(または磁束),エネルギ,長さおよび時間の5つを使う.
なぜ磁荷を入れるのかと言うと,非相対論的の範囲では長さと時間が区別されるのと同様,電気と磁気は別々に見えるから.
で,各変数の次元を以下のようにする.(多分計算間違いしてないと思うけど)
- 電場・磁場関係
- ポテンシャル
- 定数類
残りのものは通常と同じ考え方でいい.
- 電荷・電流密度
- 力
ついでだけど,リアクタンス,抵抗,キャパシタンスの逆数をこれに合わせて書くとこうなる*1:
この表記の特長.各物理量が電気に関する量なのか磁気に関する量なのかを区別することができ,はそれらを結合するという役割がよくわかる.
また,とおよびは長さについてなので*2,空間微分するときは必ずrotだし,積分するなら線積分だし,時間微分の対象にはならない*3.一方とおよびは長さについてなので*4,空間微分は必ずdiv,積分は面積分*5,時間微分の対象になるという対応関係もつく.