やりたいこと
理想気体の熱力学関数を計算する.
前提
- 見た目をシンプルにするために,を改めて, を改めてと置き,を表記から消す.
- 熱力学関数は1次同次関数であることを用い,示量性変数はすべて物質量で割って小文字で書く.
- 理想気体であること,また上2つの前提よりとする.
エンタルピ
(ここから先は過去の記事の焼き直しにすぎない.)
なんだけど,を使わずで表さないといけないからまずはその変換式を求めておく.理想気体の前提から
であるところに内部エネルギの結果を代入して
したがって
適当な基準状態をとすると
ヘルムホルツの自由エネルギ
まずはをで表す.
したがって
あるいは
ギブスの自由エネルギ
から導出を始めよう.をで表す式はで,
あるいは
グランドポテンシャル
示量性のままの定義式で導出する.先にとの関係を調べるが,そのためにをで微分する.
したがって
が消えて1モル当たりを考えることに意味がなくなったので単位体積当たりで書くと