参考文献
- 杉田勝実,岡本良夫,関根松夫,経路積分と量子電磁力学 POD版,第1版,1998
- https://d49fda61-63a5-430e-8ea0-8f3a10c6a025.filesusr.com/ugd/be26a4_bdf1093828c9404d8a458aafb1d3133b.pdf?index=true
量子力学で c数とかq数っていうのを聞くが,これって他にも種類があったんだ...というのを文献で知ったのでメモを置いておく.
まあ他の種類がどのくらい広く使われてるのかは知らんけど.
できるだけ本に書いてある通りに書き写してみる.
- e数:exterior algebra(外積代数)に属する数.すなわち体 として, 次元ベクトル空間 上の完全反対称R重線形形式の集合 の直積集合
に外積を定義して,その上の外積代数の元がe数( は の双対空間). - a数:anticommuting number. 反可換数であるグラスマン数の略記.任意のe数を
と表現した時に,以外はすべて0であるようなe数の集合 (はのゼロ元)の元がa数.
性質
- 2個のa数の積 は任意のe数と可換.しかし でない限り はc数ではない.「2個」の部分は「一般に偶数個の」としてよい.
- 任意のa数の積 において番目と番目の因子を入れ替えれば符号が変わる.つまり,任意のa数の積 は添え字に関して完全反対称.