今回は途中計算は省略して結果だけ書いていきます.
結論
は次式と等価:
ただし,
は1形式と1ベクトルの
内積を表し,
この
のことを基本1形式という.また,2階
微分 を並べたヘッシアンの
行列式が非ゼロであることを仮定する.記法としては添字の上下で反変,共変の区別をしていることにも注意.
導出
式(1.3)のを微分すると
となることから,2つの1形式
を定義すると
と書ける.また,
であること,ヘッシアンの
行列式が非ゼロであることに注意すると,
ラグランジュ方程式が成り立つ
が言える.
式(2.3)のを微分すると
となることから,2つの1形式
を定義すると
と書ける.また,
であることから,
ハミルトン
正準方程式が成り立つ
が言える.